2018年10月19日
10月17日(水)に「未来を先導する私立大学の将来像」と題し、「私大連フォーラム2018」(第一ホテル東京)を開催しました。
今回の私大連フォーラムでは、私立大学、国、産業界のトップリーダーをお招きし、激変する社会に対応し、21世紀社会を切り拓いていくためには、大学改革を通じてどのような人材育成が必要か、2040年を見据えて大学の将来像と私立大学の役割について、多角的な観点から議論を行いました。当日は、大学関係者をはじめ高校や企業の関係者、報道関係者にもお集まりいただき、約350名の参加者のご出席がありました。
【第1部:講演】
1.「わが国の高等教育の将来像―大学の役割・機能、規模、連携・統合―」
義本 博司 氏(文部科学省高等教育局長)
2.「産業界が求める私立大学の役割と期待」
岡本 毅 氏(日本経済団体連合会副会長・教育問題委員長、東京ガス(株)相談役長)
3.「未来を先導する私立大学の将来像」
田中 優子 氏(私大連常務理事、法政大学総長)
【第2部:パネル・ディスカッション】
パネリスト
北山禎介氏(中教審会長、(株)三井住友銀行特別顧問)
高橋 進氏(経済財政諮問会議議員、人生100年時代構想会議議員、
(株)日本総合研究所チェアマン・エメリタス(名誉理事長))
鎌田 薫氏(私大連会長、早稲田大学総長)
村田 治氏(私大連副会長、関西学院大学長)
コーディネーター
松岡 敬氏(私大連常務理事、同志社大学長)
パネル・ディスカッションでは、第1部の講演を受け、激変する社会に対応し21世紀の社会を切り拓くためには、大学改革を通じてどのような人材育成が必要か、3つの論点(①産業構造の変化が及ぼす私立大学への影響、②グローバル化と地方創生の課題、③大学の機能分化と大学間連携)を中心に参加者からの質問・意見も交えて、議論しました。
なお、講演、パネル・ディスカッションの内容は、後日、機関誌「大学時報」(384号 2019年1月刊行予定)に掲載する予定です。
【参加者の声】
○講演、パネル・ディスカッションを通じて大学の機能分化、連携に関する考え方がよく理解できた。
○高等教育政策、私立大学、産業界の現況を総合的に理解することができた。
○講演、パネル・ディスカッションで多様なメンバーの意見を聴くことができた。
○加速度的に大学を取り巻く環境が変化するなか、大学自身がどのような意識とスタンスで社会に関わっていけばよいかを考えるための参考となった。
○どのように動くか判断するのは各大学自身だが、その判断をするための有益な意見をもらうことができた。
○私立大学の存在意義、今後やるべきことを考えることができた。結果的に職員としてなにをすべきかも考えさせられた。
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