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「ポストコロナ時代のオンラインを活用した教育のあり方(中間報告)」を公表しました

2023年03月30日

  • 提言・主張
  • 教育研究
 私大連総合政策センタープロジェクトでは、このたび「ポストコロナ時代のオンラインを活用した教育のあり方(中間報告)」をとりまとめ、第226回総会(令和5年3月28日)にて報告いたしましたので、ここに公表いたします。

 コロナが収束するに伴い、大学は対面を中心とした授業に回帰しつつありますが、その一方で、対面授業のみではなしえない、学生の学びを一層進化させるオンライン教育の可能性を模索しています。

 今回の中間報告では、オンライン授業の課題として挙げられる双方向性の確保や質保証、評価方法、学内体制の整備等について考察するとともに、「対面」「オンライン」「オンデマンド」などの「組み合わせ」により、いかに新しい学びをデザインできるか、その可能性をモデルケースとともに提示しました。

 今後、通信制と通学制の整理や授業料のあり方等について新たに検討を加え、令和5年度中に最終報告として「ポストコロナ時代の新たな大学教育像」をとりまとめる予定です。

 各大学がオンラインという新たな教育環境を得て、学生の学びの可能性を拡げられるか検討する一助となれば幸いです。


 ・ポストコロナ時代のオンラインを活用した教育のあり方(中間報告)

 <目次>
 Ⅰ.オンラインを活用した教育における現状と課題 
  1.本報告書でとりあげるオンライン授業の範囲
   (1)オンライン教育・授業の定義
   (2)オンラインを活用した授業の種類
  2.オンライン授業の現状
   (1)オンライン授業の実施状況
   (2)オンライン授業の長所と短所
  3.教授方法(教える側)の課題
  4.学修方法(学ぶ側)の課題

 Ⅱ.オンラインを活用した学びの可能性
  1.学修効果に着目した授業形態の選択
   (1)対面授業とオンライン授業の組み合わせの検討
  2.オンラインを活用した授業の質保証
   (1)アクティブラーニングを取り入れた授業の実施
   (2)講義映像の制作における工夫
   (3)評価やフィードバック方法の選択
   (4)授業形態毎の特徴を踏まえたカリキュラムマネジメントの確立
   (5)学生、教員への支援体制の整備
  3.オンラインを活用した教育環境の拡張が可能となる萌芽的モデルケース

 Ⅲ.オンラインを活用した授業における評価
  1.オンラインを活用した授業における評価のあり方
   (1)授業の到達目標、評価、学修活動との整合性の確認
   (2)オンラインを活用した授業における評価のあり方
   (3)オンラインを活用した評価のメリット・デメリット
   (4)オンラインを活用した評価
   (5)フィードバックの重要性
  2.オンラインを活用した授業の評価の課題

 Ⅳ.良質なオンライン教育環境の実現に向けた大学・政府の支援について
  1.学内体制の整備に向けて
  2.学内体制の整備と支援について
   (1)環境・施設・人材配置に向けての整備
   (2)オンライン授業内容・コンテンツ充実化に向けての整備
   (3)授業外学修機会の整備
   (4)大学の再配置問題の改善に向けての整備
 3.国の規制の緩和や支援の現状
 4.国に求める支援体制

【付録】
付録1.オンラインを活用した学びの可能性―私立大学の特徴的・先進的な取組(11事例)
付録2.「ポストコロナ時代の新たな大学教育像の提示に向けたオンライン授業の実施状況と今後の方針に関するアンケート」集計結果
 

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