日本の成長とイノベーションの創出には大学の研究力の強化が重要です。そのために政府は、多様で個性的な大学群の形成を目指してさまざまな取り組みを推進しています。今回のシンポジウムで取り上げる「国際卓越研究大学構想」もその1つです。
近年、日本の研究力は国際的に見て低下しており、その一因として資金力の差が考えられています。欧米のトップレベルの大学は豊富な資金力を活かし、高度な研究基盤の構築や若手研究者への投資などを進め多様な研究を展開しています。そこで政府は、世界最高水準の研究大学を形成するため、10兆円規模の大学ファンドを創設し、令和3年度より科学技術振興機構が運用を開始しました。その運用益により国際卓越研究大学(国際的に卓越した研究大学となるポテンシャルがあり研究力の抜本的な強化に向けた改革を行う大学)への助成や、全国の博士課程学生に対する支援を実施することで、日本の大学の研究力強化を進めようとしています。
今回のシンポジウムでは、国際卓越研究大学構想の意義や背景などに関する講演に加えて、参加者の皆様から事前に寄せられたご意見も踏まえてパネルディスカッションを行います。ディスカッションで得られた国際卓越研究大学への期待を今後の施策推進に活かすとともに、シンポジウムを通して施策への理解をより深めていただく機会にしたいと考えています。
皆様のご参加をお待ちしております。
【開催概要】
日 時:2022年11月29日(火)14:00~16:00(13:30受付開始)
会 場:丸ビルホール(東京都千代田区丸の内2丁目4-1丸ビル7階)
開催形式:実開催およびオンライン配信
定 員:会場 300名、オンライン 上限なし
参加方法:事前申込み制(参加無料)※申込み締切:2022年11月23日(水)24:00
主 催:科学技術振興機構
共 催:内閣府、文部科学省
備 考:新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、会場参加者数の削減または完全オンライン開催とする場合がございます。
プログラム、申し込みに関する詳細は
こちらをご確認ください。